週刊ダイヤモンド2005/2/19号
私は、普段、このような雑誌は図書館で読むだけですが、私にとって大事なことがいくつも書かれていたので、この号は買いました。以下が感想です。
1. 「役に立つ大学」という特集
全体的に興味深い内容でした。特に、P.36にのっている、企業が採用時に学生に重視する点の一覧(コミュニケーション能力や論理構成力など)が役立ちます。現在、来年度のゼミ活動の予定を考えていますが、勉強以外に何を伸ばしてあげるべきかの計画を立てるのに参考になります。また、私としては、これらの能力が、入社後に企業のコンピテンシーとどう結びつくかも知りたいところです。
2. 売上げ貢献度ランキング P.59
ウェブサイトは売上げにどのくらい貢献しているかの指標を求めてランキングしたもの。しかし、自社サイト利用率と自社サイト関与率を掛けているのは少し疑問です。マーケティングでいうAIDMAのうち、どの段階でどの位貢献しているかで評価すべきだと感じました。この2つの数値は異なる購入段階の指標だと思います。その2つを掛けて、どんな意味があるのかが不明です。
3.技術開発情報がタダで海外流出 P.98-100
この問題も重要です。重要な技術については、あえて特許出願せずにブラックボックス化しようとする企業も増えているようです。この記事にもありますが、公証制度が必要になるでしょう。時間認証の技術も発達してきたので、技術の公証制度にも使えるでしょう。
4. e-コリア 韓流IT社会の凄み P.110-117
韓国が進んでいるとは聞いていましたが、ここまで引き離されているとは知りませんでした。他に、シンガポールも進んでいます。日本の行政は、危機感を持つべきでしょう。ECOMのサイトでは、電子商取引の数値で「目標達成」を謳っていたりしますが、海外の動向を見て、目標自体を引き上げないといけないでしょう。
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