「DXのためのビジネスモデル設計方法 改訂版 ビジネスアーキテクトの必須知識」の出版について
先月、DXのためのビジネスモデル設計方法 改訂版 ビジネスアーキテクトの必須知識という書籍を上梓いたしました。初版は中途半端な内容でしたが、この改訂版では、DXでのビジネスモデル発想・設計のための一通りの方法論を提供できたと思っています。
大袈裟な言い方かもしれませんが、この本で、私は「ビジネスモデルキャンバスの呪縛」を解くことができたと思っています。ビジネスモデルの検討のための手法としては、世界的に多くの人達が使っていることから、ビジネスモデルキャンバスが最善の手法と考えている人がほとんどのようです。しかし、いろいろと問題があるため、実際にビジネスモデルを発想・検討する際に利用して「うまくいかない」と思った人は少なくないでしょう。そんな時、それは自分の使い方のせいだなどと思ってしまうことが多いようです。ビジネスモデルキャンバス以外に、その派生的な図や、ピクト図などがありますが、それらもビジネスモデルを発想・検討する際には問題があります。私の経験から、何らかのビジネスモデルが浮かんでも、それをどう実現するか検討しづらいことが多いです。
ですので、思い切って、かなり異なる方法論を考えてみました。「ビジネスモデル実現ダイアグラム」など実用的なフレームワークを提案しました。なお、最後の章で述べているように、それらはビジネスモデルをAIでモデリング(たぶん、だれもしていないでしょう)した成果から生まれました。
また、副題につけましたように「ビジネスアーキテクト」(経済産業省が定義したDX推進スキル標準の1つ)の育成に役立つ内容を充実させたつもりです。
既に数十冊献本しました。営業目的というよりも、この本の方法論にはかなり自信を持っておりますので、評価または活用を考えていただきたいためです。小生独自のフレームワークはクリエイティブコモンズにしましたので、かなり自由に利用できるため活用しやすいでしょう。今のところ、自分の知り合い以外では、ビジネスアーキテクトに関わる方々や、ビジネスモデル関連の研修/教育等をされている主な企業/大学の皆さまに献本しました。献本用の本の残部がまだありますので、DX/ビジネスモデル設計の研修/コンサル等をされている方でご興味あればご連絡くださいませ。
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