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May 11, 2022

今年からJDIR上にDXのケーススタディを執筆しています

 自分のホームページ上のリンク集や事例集などを更新する以外に、今年から日本ビジネスプレス(JBpress)様のJDIR(JBpress Digital Innovation Review)というサイトのDXのケーススタディを執筆する仕事をいただいています。JDIR上の幡鎌執筆の記事の一覧があります。今年度から週2日大学で非常勤で教えていますし、自分の研究を進めたりセミナーの準備などもしている関係で頻繁には執筆できないのですが、何とか月に2本程度ケーススタディを執筆してゆきたいと考えております。私はWebライティングには慣れていないのですが、編集の方に丁寧に添削していただいているため、読みやすくなっていると思います。

 ケーススタディを執筆するにあたり、まずはDX認定制度の申請資料を見るようにしています。その企業がどのような姿勢でDXに取り組んでいるか(中期計画との関連など)が分かりますので、その資料を手がかりにしてさらに情報を集めて、その企業のDXの取り組みの特徴を分析するようにしています。

 選んでいる企業の基準ですが、DXの成果の面よりも、ビジョンを持って会社の理念とも結びつけてDXに取り組む姿勢を持つ企業を、特に選ぶようにしています。ヘッドハンティングで入ったCDOが一部の事業のDXに成功したりしている企業もありますが、それよりも全社的な取り組みをしている企業のほうを選んでいます。また、ディスラプタ(GAFAなど)との対抗心からDXに力を入れている企業にも注目しています。例えば、クボタの社長は日経の記事の中で、「ITプラットフォーマーが情報を吸い上げる仕組みになると農業データというクボタの強みを牛耳られてしまう恐れがある。顧客接点を生かして、農業や水、環境などの事業領域だけはGAFAから守っていきたい」と述べていて、危機感を持ってDXに取り組んでいることがうかがえます。このような企業も応援したくなります。


 また、趣味としては、1年位前からYouTube Musicに実名(Hiroshi Hatakama)でプレイリストを公開しています。70~90年代の洋楽のカバーやクラシックのアレンジモノなど、今のところ30位あります。Napster Japanの頃から音楽の定額配信でカバー曲などを聞いてきましたので、それらを集めたものです。カバーは、なつかしい昔の歌を新鮮なアレンジで聞かせてくれるものが多いので、なかなかいいものです。なお、カバー曲の見つけ方を聞かれることがありますが、普通に検索する以外に、最近は、SecondHandSongsや、WhoSampledというようなサイトで見つけたりしています。私の場合、さほど集中しなくていい仕事(情報集めや文献調査など)をしている際は、このような音楽を聞きながらのほうが効率が上がります。関心ある方(特に70~90年代の洋楽に関心のある方)はぜひ聞いてみてください。

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