米株式市場でのフラッシュクラッシュ
9日の米株式市場でナスダック総合株価指数が急落しました。特に、アップルが急落し、主力のIT銘柄に売りが広がったとのことです。アマゾン時価総額、一瞬で4兆円消失という動きからフラッシュクラッシュと呼ばれる現象と思われます。大幅安となるには根拠が乏しい状況でしたので、アルゴリズム取引と呼ばれるコンピュータによる自動的な取引が暴走した結果と思われます。
今年2月のMIT Technology Reviewの記事によれば、ゴールドマン・サックスでは、2000年には600人いたニューヨーク本社の株式トレーダーは、今では2人しかいないとのこと。その代わり、株式売買の自動化プログラムを支える200人のコンピューター・エンジニアが活躍しているとのこと。また、現在、金融取引の45%近くが電子化されているという調査結果もあるようです。
そのような感じで株式売買が電子化されているので、プログラムが暴走して株価が異常に乱高下することは今後もありえるでしょう。
なお、月刊 eビジネスは何処にのサイトの内容を2017年6月号に更新しました。
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