« January 2014 | Main | April 2014 »

March 31, 2014

個人情報のビッグデータの利活用の問題

 ビッグデータとして蓄積された様々な個人情報(購入情報、乗車情報、位置情報など)をどの位活用できるよう認めるか、という議論が盛んになっています。プライバシーの問題がからむためです。経産省、ビッグデータ活用後押しという記事が、今月8日に日経新聞に載りました。先週には、経済産業省から、消費者に信頼されるパーソナルデータ利活用ビジネスの促進に向けた「基準」を取りまとめたという発表がありました。消費者への情報提供・説明を充実させるためのものとのこと。
 本日の日経産業新聞の記事「個人の情報活用 政府が検討会」という記事によると、今後、パブリックコメントを募るなどして、来年1月に法案提出するようなスケジュールとのことです。

 個人情報については、匿名にしていても、多くの情報を集めると個人が特定される確率が増す、というようなことも言われています。この辺りのことは、Asciiに、「アルゴリズム規制社会」がやってくる、「ビッグデータが民主主義を壊す」のは悪くない話という解説があります。
 自分の個人情報のうち、どの情報については匿名化しても、企業に他の情報と関連付けられたくない、ということが言えないと少し心配な感じでしょう。現実的には、店舗で購入時にポイントカードを使わなければいい(しかし、ポイントがたまらないというデメリットが伴う)のでしょう。その他の情報についても、ある程度のデメリットを我慢すれば、個人情報を利用させないようにすることはできると思います。

 東大の柴崎教授が提唱する情報銀行コンソーシアムのような、個人情報を提供したら利息のような価値がもたらされる、というような発想よりも、情報提供しないと少しデメリットがある位のほうが望ましいように感じます。個人情報と預金とを同じように考える発想は理解できません。お金が取られたら補償できますが、個人情報が漏れたら取り返しのつかないことになりかねません。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 19, 2014

流通業界でオムニチャネルが本格化

 ここ半年位で、大手流通2社が本格的にオムニチャネル化に動いてきました。
 まず、セブン&アイは、オムニチャネルプロジェクトが進行中とのことです。セブン&アイのオムニチャネル戦略、目指すのは約30万人の店員によるビッグデータ活用という日経ビッグデータのケーススタディ(期間限定公開)によると、セブン&アイでは、オムニチャネルを「小売業の第2のステージ」と位置づけ、オムニチャネルプロジェクトでは7つのワーキンググループが昨年12月から活動しているとのこと。
 また、イオンリテールでも、営業企画本部に「オムニチャネル推進グループ」という組織ができているようです(日経産業新聞2014/3/17)。

 大手が本気になったことで、オムニチャネルという用語は、一般にも定着してきた感じです。私は先々週、リテールテックという流通技術の展示会に行きましたが、大手のITベンダーからもオムニチャネルのソリューションの提案が出展されていました。 また、今週マルチチャネル販売、OtoO、BtoBtoCのページを更新しましたが、オムニチャネルやO2O関連の動きは、この1年でとても増えてきたように感じました。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« January 2014 | Main | April 2014 »