リクルートのポンパレモールはまだ本気ではない?
先月リクルートから、2013年の春をメドに仮想商店街事業「ポンパレモール」のサービスを開始すると発表がありました。これは楽しみな話だと思いました。ショッピングモールの競争が激化したほうが、ネット販売がより活性化すると思われるためです。現在、楽天市場が強すぎです。当初、楽天市場は出店者を集めるのに苦労していたのですが、だいぶ立場が変わってきました。手数料をじわりじわりと上げていますし、週刊ダイヤモンド2012/12/15号によると、出店者側から楽天市場のECコンサルタントへの接待も行われているようです。そのように力関係が変わってきたため、今後モールへの出店者が減るかもしれません。その点で、リクルートのモール参入はネット販売の新たな可能性を示してくれるかもしれません。
しかし、リクルートはまだ本気でないかもしれません。リリース文を見ると、既存サービス利用者のサービス強化やポイントの使い道としてモールを提供するとも読めます。基本プランの月額費用は2万9800円でシステム利用料は売り上げの2.5%、そして、利用者に3%のポイントを提供するという噂です。ということは、あまり利益を出せないはずです。リクルートの他のサービスとの相乗効果を考えているのかもしれませんが、しっかりしたビジネスモデルを考えていないようにも見えます(もしかして、ポイント3%付与分も出店者が負担?)。ただし、リクルートのモールですので、ある程度の出店者数は見込めるはずです。さらに今月、マルチホーミング(複数のモールに出店)している出店者向けのサービスのクロスモールやSAVAWAYがポンパレモールへ対応することを発表しました。そのため、それらのサービスを使えばポンパレモールに対しても商品情報や在庫の自動更新(一元管理)が可能になるため、ポンパレモールへ出店しても運用の手間はそれほど増えないと予想されます。ですので、当初500店位から始めると公言しているようですが、リクルートがその気になればすぐに数千店は確保できるでしょう。ただし、モールとしての実力を付けるためには、販促の仕組み(レコメンデーションやメール配信など)や、出店者へのサポート・物流支援なども本気で考えてゆく必要があります。
また、今月にはドコモがdショッピングを開始しました。このようなネット販売も楽しみな話です。ドコモ社長は、段階を踏んで米アマゾンのようになっていくとさえ公言しています。スマホのビジネス展開として考えられる方向ではありますが、まだまだ本気には見えません。販売している商品を見ると、高齢者層には魅力なサービスになるかもしれませんが、もっと多くの利用者層を開拓するようなサービスにしてゆかないと、ロングテール型にはならずに、淘汰されてしまうことが危惧されます。出品する商品をよく考えるべきでしょう。
それでは、よいお年を。

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