「データウェアハウス」という筑波大の大学院の集中講義を担当
先月から今月にかけての土曜の午後、筑波大学大学院 ビジネス科学研究科 経営システム科学専攻(修士課程)の専門科目の中の「データウェアハウス」という科目を担当しました。この授業を担当するのは、2006年度・2008年度に続いて3回目でしたが、最近はこの辺りの技術が急速に進んでいますので、授業の準備や進行が難しかったです。
私は、データウェアハウス技術の専門家というわけではありませんので、情報システム導入/活用のための課題や基本的な考え方について(その中で、特にデータウェアハウスや情報分析に関する話を中心に)講義をしました。途中、学生に宿題をだしたり、グループワークさせたりして、考えさせる授業を心掛けました。
データウェアハウスや情報分析を教える上では、ダベンポート他による分析力を武器とする企業と、分析力を駆使する企業 発展の五段階の2冊が役立ちました。先進事例を分析して、方法論までまとめてあるため、中身のある本でしたので、詳しく学生に紹介しました。加えて、私が集めている事例から、国内の事例を業種別に提示して、業界毎の課題とデータウェアハウス/情報分析の活用方法を学んでもらいました。M2Mやネットのビッグデータの話も多少紹介しました。授業の最後には、実際のデータウェアハウスの活用方法やご苦労されている点について、先進的な大手のユーザ企業の情報システム部門の方のお話を聞きました。そんな内容でしたので、社会人学生に役立つような授業ができたのではないかと思います。
今月は、自分の大学の公務もいろいろとあり、目が回るくらい忙しかったです。また、来月授業が再開する前までに、教科書の改版の執筆を終えないといけません。しかし、それも何とか目途がたった感じで一段落でき、やっと年を明けられそうです。
それでは、よいお年を。
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