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November 29, 2011

ソーシャルコマースの歴史

 今年は、ミクシィがFacebook対抗のmixiページを開始したり、楽天がネット上の商品ページを見ながらチャットできるというShopTogether(ショップトゥゲザー)を始めるなど、大手ネット企業がソーシャルコマースに積極的に取り組みだしました。

 ベンチャー企業でも、今年、Voiseabyflowなどが商品購入に関してのコミュニティ機能を提供するサイトを始めました。

 このような「ソーシャルコマース」がいつ頃から言われ始めたのかを知りたくなり、調べてみたところ、Social TimesというサイトにA History Of Social Commerce: Important Datesというページを見つけました。今月15日の日付で、元ネタはUseful Social Mediaだそうです。このページの図によると、ソーシャルコマースはFacebookが2007年に始めたとしています。まだ4年前ですが、その頃から急速なスピードでソーシャルコマース化が進んだ(今も進んでいる)ことを強く感じます。
Socialcommerceimportantdatesinfogra


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November 17, 2011

A/Bテストは普及するか?

 A/Bテストについて、2年前に少し取り上げましたが、たまたま先週、2回ほど目にしましたので、再度取り上げます。

 なお、A/Bテストの意味については、日経BPのネットマーケティング・キーワード「A/Bテストとは」をご覧ください。

 まず、先週月曜、Web担フォーラムにA/Bテストの生事例を14パターン一気紹介という記事が載りました。このような具体的な事例は、ネット上ではあまり見たことがなかったので、ありがたい情報です。また、A/Bテストが普及していることがうかがい知れます。

 また、先週水曜午前、IBMのBusiness Analytics Forum Japan 2011に出席し、イェール大学 イアン・エアーズ氏によるWhy Thinking-by-numbers is the new way to be Smartという講演を聞きました。この講演は、彼の著書その数学が戦略を決める(Super Crunchers)の筋とほぼ同じで、回帰分析と無作為抽出テストの話が中心でした。無作為抽出テストの話の中で、A/Bテストの事例がいくつか出てきました。"Super Crunchers" という本のタイトルも、A/Bテストで決めたとのことです(当初、本人は別なタイトルを考えていましたが、"Super Crunchers" のほうがクリック率が高かったとのこと)。なお、この本の98~103ページに出てくる「オファマティカ」社は、数年前にOmniTureに買収され、Test & Targetという名のA/Bテストを利用した自動ターゲティングツールとして日本でも販売されています。

 クリック率を高めることで、コンバージョン率が上がることが期待できますので、これからA/Bテストはさらに普及すると思われます。

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November 02, 2011

書評「Business Model Generation」

 Business Model Generation(A. Osterwalder & Y. Pigneur, 2010)という本をご紹介します。前半はだいたい読み、後半は飛ばし飛ばし読みました。この本は、ダイヤモンドオンラインの先読み!人気のビジネス洋書にも紹介されていて、「ビジネスモデルを創造するたくさんのヒントが隠されています」と評価されています。実際、この本で提唱されているBusiness Model Canvasと呼ばれるビジネスモデルを記述する図(テンプレート)は、多くの企業で使われているとのことです。私も、これまでビジネスモデルを記述する図をいくつか見たことがありますが、このBusiness Model Canvasは分かりやすく、かつ、ビジネスモデルを細かく記述できて、実用的と感じました。

 私は、先週の大学院の授業(情報戦略特論)で、この本の中の「1. Canvas」の最初の部分と、「2. Patterns」の中の「Multi-sided Platforms」と「FREE as a Business Model (Freemium)」の部分を読みました。それぞれのPatternの中には、いくつか事例が示されているため、この辺りを読み議論することで、ビジネスモデルについてある程度理解してもらえた感じでした。今後、学部のゼミでも少し読もうと思っています。

 この本は、是非とも翻訳してほしい本です。翻訳してもらえれば、ゼミで一通り輪読したいですし、今後「ビジネスモデル開発演習」のような科目を学部に設けたいと思っているのですが、そのような科目のテキストとして使えそうです。

 なお、この本の副題は、「A Handbook for Visionaries, Game Changers, and Challengers」です。日本には、Game Changer(業界のルール自体を変えてしまおうとする戦略家)を目指す若者が欧米よりもずっと少ないと思います。このような本を参考にして、是非とも、ビジネスのゲーム自体を変えてしまおうという野心を持ってもらいたいものです。

[追記] (2012/3)

 やっと翻訳本がでました。ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書という本です。よかったです。

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