« 今月のダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビューの特集は「ソーシャル・メディア戦略論」 | Main | ライブドア時代の堀江氏(ホリエモン)のビジネス面の稚拙さと事件との関係 »

April 15, 2011

原発を電力会社に安全に運営してもらうための制度案

 今回の震災で、電力会社の経営者や本社社員が、原子力発電所の安全管理を、「他人ごと」のように考えていることがよく分かりました。「利益率を高めるための発電方法」くらいにしか考えていないように思われます。そのため、電力会社の経営者や全社員に、原発の安全性を「自分ごと」として考えてもらう制度を検討したほうがいいと思います。例えば、電力会社の研修施設を原発の近くに設けてもらう制度などを検討すべきです。

 つまり、技術面や数値的規制のような制度だけでなく、電力会社の経営者や全社員が原発の安全性を「自分ごと」として感じてもらえるような制度が望まれると思います。もし東京電力が福島原発を「自分ごと」として考えていれば、日本共産党 吉井英勝議員の警告を受けいれて、事前に対策を打っていたと思います。

 また、時事通信社が今週報道したニュースですが、東電から福島原発を分離して公的資金で清算会社という案が政府・民主で考えられているとのことです。このような後始末の方法は問題です。今後原発で事故が起きても政府が助けてくれて電力会社はほぼ無傷でいられる、というように他の電力会社が考えてしまうと、安全管理が十分に行われない恐れがあります。

 電力会社は、ほぼ地域独占に近い事業をさせてもらっているわけですから、社会的な問題を起こさないよう、十分慎重な安全管理をしてもらわないと困ります。現状の発電事情では、まだ当面は原子力発電に頼らなければならないでしょうから、電力会社に原発の安全性をより重視してもらうための制度が必要なのです。

[追記] (2011/8/21)

 電力会社の体質変革のための制度案(朝日新聞「声」への投稿の補足) というエントリーの中で、ここでの提案を詳細化しました。
 電力会社の研修施設を原発の近くに設けてもらう制度の詳細は、次の通り。
 ①稼働中の原発のすぐ近く(例えば1km以内)に電力会社の研修施設を建設。
 ②交代で電力会社の役員を含む全社員に毎年2泊以上、研修施設での研修を義務付ける。
 ③万が一、原発が非常事態に陥った場合、そこで研修中の社員らが必要に応じて原発内の作業を行う。

|

« 今月のダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビューの特集は「ソーシャル・メディア戦略論」 | Main | ライブドア時代の堀江氏(ホリエモン)のビジネス面の稚拙さと事件との関係 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/85591/51394486

Listed below are links to weblogs that reference 原発を電力会社に安全に運営してもらうための制度案:

« 今月のダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビューの特集は「ソーシャル・メディア戦略論」 | Main | ライブドア時代の堀江氏(ホリエモン)のビジネス面の稚拙さと事件との関係 »