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January 27, 2011

今年、日本でフェイスブックは?

 今年になって、フェイスブックが雑誌や新聞などに取り上げられることが多くなりました。ちょっと、まとめておきます。

 ・週刊エコノミスト 2011年2月1日号
  第1特集:フェイスブック大旋風 5億人超がつながる実名交流サイト 新たなネット覇者へ
 ・週刊ダイヤモンド 2011年1月29日号
  2011年フェイスブック(Facebook)の旅(今週の週刊ダイヤモンドここが見どころあり)
 ・月刊 ネット販売 2011年2月号
  Facebookのネット販売活用術は?
 ・日経ネットマーケティング 2011年2月号
  「Facebook時代の新たな消費スタイル 『シェア』」
 ・日本経済新聞 電子版
  特集:Facebook(販促術など)
 ・日経MJ 2011年1月24日号 1面
  「フェイスブック、実名で集客」
 ・テレビ東京 WBS 2011年1月10日放送
  会員5億人以上 フェイスブックとは

 フェイスブック社は、ネット利用者の50~70%がフェイスブックを使っている国が多いことから、日本では数年以内に5000万人を目指すと言っています。利用者が増えることを見越して、フェイスブックをどのように集客・販促に結び付ければいいか、といった話題も多くなりました。

 しかし、日本では匿名制がこれまで一般的だったため、フェイスブックの広まり方は緩やかかもしれません。米国のネット関連の雑誌Wiredに、2-Channel Gives Japan's Famously Quiet People a Mighty Voiceという記事があったりします。この記事では、匿名のメディアだと物静かな日本人でも強く発言できる、と解説されています。2ちゃんねるは完全匿名制ですが、ミクシィにおいても、身の周りの人にはだれか分かっていますが、外部に対してはある程度匿名制を守れます。こんな日本で、実名制はどうでしょうか?イノベータやグローバル志向の人達は、すぐにフェイスブックに加入すると思われますが、日本での加入者が1000万人を超えるのに何年かかかるのではないか、と私は予測しています。

 なお、フェイスブックでは、友人関係(ソーシャルグラフ)の情報をもっと活用できるようになるでしょう。たとえば、ネット検索でWebページの関係だけでなく、友人関係の情報を使って、その人にとって最適な検索結果を出すことも可能になるかもしれません。そのようなことができると、Googleにも脅威となるでしょう。


[追記](2011/2/19)

 次のような記事もありました。
 ・2011年はフェイスブックの年になる?(日経BP)
 ・ユーザー間で分かれる絶賛と戸惑いの声 「フェイスブック」は日本でも本当にブレイクするか?(ダイヤモンドオンライン) 
 ・Facebookで実名以外のアカウントの一斉停止が実行され、一部で騒動に(Internet Watch)
 ・フェースブック「実名主義」日本でも(iza) 

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January 25, 2011

「知財書房 2010年 年間ベストセラー 」の10位にランクイン

 パテントサロンが今月発表した「知財書房 2010年 年間ベストセラー 」の10位に、拙著発明のコモンズがランクインしていました。ありがたいことです。本を出して全く反応がなかったら、この本の続きの研究は止めてしまおうかとも思っていましたが、今年も続ける予定です。

 〈反〉知的独占(知的独占反対論)の原書に2箇所出てくる "competitive property right" のような考え方を用いて、独占させない権利の正当性や有効性について、もう少し掘り下げる予定です。同時に、制度案をもっと詳しく考えてみる予定です。

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January 12, 2011

今週土曜、知的財産マネジメント研究会(Smips)で講演します

 今週土曜(1月15日)の午後に、政策研究大学院大学・六本木校舎で開かれる知的財産マネジメント研究会(Smips)の全体セッションで「特許制度の根本的問題とコモンズ的制度の可能性」という題で、講演いたします。

 話の内容ですが、だいたい発明のコモンズの本の中での主張が中心ですが、それに少し最近調べた内容を少し加えます。
 6つの分科会の発表も聴きごたえありそうです。

 事前登録不要で参加費無料ということですので、関心ある方は是非聞きに来てくださいませ。

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January 05, 2011

「人を切れば、知が流れる」と「Fire and Forget」

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 年末年始は結構のんびりさせてもらいました。テレビもいろいろ見ましたが、その中で印象的だったのは、大晦日にフジテレビ系で放映されていた大みそか列島縦断LIVEニッポン景気満開テレビという番組の中で取り上げられていた、柿安本店の成功の逸話です。

 柿安本店は2001年のBSE騒動で大きな打撃を受けましたが、リストラをせずに乗り越えることができました。リストラをしなかったのは、その社長が「人を切れば、知が流れる」ことを危惧したためで、料亭の料理人をデバ地下の総菜コーナーなどに配置転換して成功した話などが紹介されていました。この逸話は、90年代に欧米でナレッジマネジメントが盛んになり始めた頃、「Fire and Forget」(注:この場合、"fire"は「解雇する」という意味。ミサイル用語で使う場合、「発射する」という意味)という言葉がよく使われたこととすごく似た話だなあ、と感じてしまいました。

 なお、この言葉をグーグルで検索すると、「もしかして: "人を切れば、血が流れる"」と出てきます。このようなシャレという訳ではないですが、企業にとって「知」は「血」と同じくらい重要なものという意味にもとれるので、とてもいい言葉だと感じました。

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