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June 27, 2009

知的財産推進計画2009とスウェーデンの海賊党

 今週、日本政府から知的財産推進計画2009が発表されましたが、特許対象は拡大する方向(そのうち医薬品関係については21日のエントリーを参照のこと)です。利用者でなく、権利者の側に立った政策です。

 海外の動きとしては、今月、スウェーデンで知的財産制度の改革を訴える海賊党(Pirate Party, スウェーデン語でPiratpartiet)が、欧州議会の1議席を勝ち取ったというニュースが伝わってきました。この政党は、主に著作権法について、ファイル交換の自由化、DRMの禁止などを求めている政党ですが、「特許制度の廃止」(abolishing of patents) も主張しています。
 この政党については、スウェーデンの今というブログや、弁理士で翻訳家の栗原さんのブログで紹介されています。

 どうも日本では、個人が知的財産についてパブリックコメントを出しても全く相手にされない感じですので、日本でも海賊党のような政策を掲げて国政選挙に出馬すれば、多くの若い人が投票するように感じます。政策論争の中で、利用者のことを一番に考えた知的財産制度とは何かを議論してもらいたいものです。

 なお、スウェーデンの海賊党のサイトに、英語で書けるForum(掲示板)があったので、私が元祖権について英語で書いた論文のAbstractとURLを書いておきました。どのように特許制度を改革するかについて、欧州でも具体的な動きが出てきてほしいものです。

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