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May 18, 2009

「男の子牧場」はSFA的な発想

 先週水曜(5/13)に、サイバーエージェントは、男の子牧場という女性向けの男性情報共有モバイルサイトを開設して、ネットでは結構話題になっています。このサイトは、婚活している女性が、友人同士で男性情報を共有・推薦しあうことができるという女性限定のサイトです。二つの軸(例えば、草食←→肉食、脈アリ←→脈ナシ、ボンボン←→貧乏)で男性をマッピングして登録し、長所・短所や結婚相手に求める条件などを記入できるようです。

 このサイトを見て、SFA(Sales Force Automation、営業情報の共有ツール)的な発想だと感じました。SFAはチームで「見込客を落とす」ツールですが、「男の子牧場」は女性がチームになって「男を落とす」ツールのように感じたのです。婚活女性は強いです。

 いろいろと批判があるようですが、男性にとっては、自分に合わせてくれそうな女性が接近してくれる可能性が高くなるわけなので、そんなに悪いことではないように感じます。確かにプライバーがどうのこうの、という問題はありますし、女性結婚サギ師のグループに利用されたら、なんてことを考えると怖いですが、大きな問題はないように感じます。

 また、男性を牛や馬や羊のアイコンで登録する点に批判が殺到しているとのことですが、もっと強い動物のアイコンで男性を登録できたほうがいいでしょう。草食系といっても、強いイメージのほうが男性には好感を持ってもらえるでしょうから、バッファロー・サイ・トリケラトプスといったアイコンを用意すべきでしょう。

[追記 (2009/5/20)]
 批判が多かったため、「男の子牧場」は5/19にサービスを終了してしまいました。女性の情報が男性間で共有されるサイトなら私も反対しましたが、男であれば、女性の間でいろいろと情報共有されても、目くじら立てることもないかと思っていました。
 婚活女性は純粋な動機で必死なのですから、男だったら許してあげてもいいと、私は感じたのです。aaaさんは、「商売目線」のサービスとお感じのようですが、私は婚活女性の切実なニーズにこたえるためのサービスだと感じていましたので。

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Comments

商売目線でしか物事を考えられなくなったらオシマイだと思いますよ。

Posted by: aaa | May 19, 2009 at 09:46 AM

大学で情報学の講義を持たれている方との事ですので。

近年、情報分野に関わる企業における個人情報の管理はきわめて厳格に運用されるようになった事は当然ご存知の事と思います。

この運用方針には当然「個人情報の保護に関する法律」が関わっております。
私は法律の専門家ではありませんが、手元に6法がありますので、以下、引用します。

第1章 第2条1項
この法律において「個人情報」とは、生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む。)をいう。

同 2項
この法律における「個人情報データベース等」とは、個人情報を含む情報の集合物であって、次に掲げるものをいう。
1 特定の個人情報を電子計算機を用いて検索することができるように体系的に構成したもの

同 3項
この法律において「個人情報取扱事業者」とは、個人情報データベース等を事業の用に供している者をいう。(以下略)

同 第3条
個人情報は、個人の人格尊重の理念の下に慎重に取り扱われるべきものであることにかんがみ、その適正な取扱いが図られなければならない。

第23条 1項
個人情報取扱事業者は、次に掲げる場合を除くほか、あらかじめ本人の同意を得ないで、個人データを第三者に提供してはならない。
1 法令に基づく場合
2 人の生命、身体または財産の保護のために必要な場合であって、(以下略)
3 公衆衛生の向上又は児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって(以下略)
4 国の機関若しくは地方公共団体又はその委託を受けた者が(以下略)

プロフィールの範囲にもよりますが、顔写真が公表されるシステムであり、年齢、氏名(呼び名)その他の情報が付随するネット上の情報である事から、この法律に抵触する個人データである可能性が高いと思われます。

もし本当にこれらの情報がこの法律に定義される個人情報と定義された場合、書面または履歴の残る方法で情報を掲載される本人に同意を得た場合ならともかく、今回のサービス内容は明確に第23条第1項に反します。

違法な画像投稿掲示板の運営業者ならともかく、昨今、情報産業に従事する企業では特に、就職活動のための履歴書その他の情報を得る際ですら上記法例に則り、「使用目的」「公表しないことの明記」その他の書面での通知を徹底しています。
上場企業であればなおさら、上記はほぼ常識の範囲内です。
そのような情勢下にあって、上記のような個人に関わる情報の「本人以外からの」収集および公表は、コンプライアンスの面でかなりの問題があると考えます。

上記あなたの「大きな問題はないように感じます。」の一文は、「企業は法律を遵守する姿勢を示す必要はない」との主張であると解釈しますが正しいでしょうか?

Posted by: 反論があれば是非伺いたいと思います。 | May 20, 2009 at 01:05 AM

コメントありがとうございます。
 個人情報保護法は、企業が自分で集めた情報に関しての法規制であると私はみなしています。この場合には、利用者が勝手に書き込んでいる情報ですし、利用者との友人との間で情報共有するための用途です。サイバーエージェントが集めた情報ではありませんし、サイバーエージェントが利用するものでもありません。
 一般のネットの掲示板で、参加者が他の人について書き込んでいることがよくあります。実名が書かれていると問題ですが、書き込んでいる人やその人に親しい人ならば誰か分かっても、その他の人達には個人が特定できない情報であれば、普通は大きな問題にはなりません。
 そういう意味で「大きな問題はないように感じます」と述べたものです。ただし、企業モラルの問題は無いとはいえないでしょう。嫌な人は嫌でしょうから。その点から閉鎖を決めたのでしょう。

Posted by: hatakama | May 20, 2009 at 04:47 PM

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