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February 12, 2009

マイクロソフトのネット戦略の問題点

 一昨日(2月10日)の日経新聞の1面のNTTと米マイクロソフト、ネット広告販売で提携というニュースを見て、私は、マイクロソフトがまた、シェアの足し算を狙った策を考えたなと感じました。

 この提携には、NTT以外に、ソネットやniftyなども参加するようです。しかし、ネット広告の共同販売というだけのようです。ターゲティング広告で協力(アドネットワークを構築)というのならば話は別ですが、共同販売というだけでは、多少広告単価が下がらないようにできるかもしれませんが、大きな意味はないように感じました。

 なお、マイクロソフトは、米ヤフーを買収しようとした理由も、検索サービスのシェアの足し算でした。MSN(マイクロソフト)とYahooの検索サービスのシェアを足すことで、Googleに対抗できるようになるはず、という理由だったそうです。

 従来のメーカー等のビジネスでは、シェアがとても重要です。シェアを足し算して、業界内での立場を強めようとするM&Aは多くあります。
 しかし、ネットでは、単なるシェア増を考えてのM&Aや提携はそれほど有効ではない場合が多いです。利用者や広告主にとっては、情報の補完関係なども重要になります。また、開発者が、サービスのシナジーを生むことができるようにすることが望ましいのです。マイクロソフトのネット戦略は、従来の経営戦略を踏襲しているだけで、ネット特有の事情を十分に考えてはいないと感じています。

 関連して、月刊ビジネスアスキー2009年3月号に「なぜマイクロソフトはネットで儲けられないのか」という記事があります。これは、Fortune誌2008年12月8日号のWhy can't Microsoft make money online?の翻訳記事です。

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