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December 20, 2007

行動ターゲティング広告の動向と問題点

 Yahooジャパンの行動ターゲティング広告が効果的(クリック率が3倍とも4倍とも言われる)で、広告主に評判はいいようです。そのため、他の企業も次々と行動ターゲティング広告に乗り出しています。

楽天、「インフォシーク」で「楽天市場」の閲覧履歴にもとづく行動ターゲティング広告の表示を試験的に開始(2007年12月から)
カカクコム、行動ターゲティング広告を販売開始(2007年12月から) --- 日経産業新聞2007/12/18に詳しい解説あり
マイクロアド(CA子会社)、クリック課金型の行動ターゲティング広告「MicroAd行動ターゲティング」の販売を開始(2007年11月から)
cciグループ、広告ネットワーク「ADJUST」で行動ターゲティング広告サービス「高精度ビヘイビアターゲティング広告」を開始(2007年11月から)

 Yahooジャパンは、さらに「カスタム行動ターゲティング広告」という広告商品を先月から提供し始めました。広告主が利用者層を自由に設定して出稿できる広告で、料金は既存の行動ターゲティング広告の4~5倍以上に設定しているようで、まず日本航空が採用とのことです。Yahooジャパンのポータルとしての強さから、広告メディアでも抜きん出ることになりそうです。メディアレップ大手のオプトの海老根CEOが絶大なる販促効果を持つメディアにどう対抗するかという心配をしているのもうなづけます。

 海外では、Facebookが新たに始めた広告は、ユーザーのプロファイルデータに基づいて展開される「Facebook Ads」というSNS内の行動ターゲティング広告。是非を問われるSNSの新たな行動ターゲティングという記事によると、プライバシー問題から、市民活動グループが、Facebook内で広告への抗議グループの署名運動を行っているようです。また、EUでは、消費者が企業の巧妙なマーケティングによってだまされたり、企業によって操作されることを防ぐための法律「Unfair Commercial Practices Directive」を、2008年初めから(英国では4月から)実施することを発表している、とのこと。

 このように、行動ターゲティング広告はプライバシー問題などの問題が起こりかねないので、ネット企業は注意が必要です。

 11月後半から多忙でブログの更新ができなかったのですが、明日の補講でやっと年内の授業が終わりなので、これからはブログの更新ができそうです。失礼しました。

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