クリーニング業界でのブルーオーシャン戦略
昨日のNHKの経済羅針盤で、クリーニングの喜久屋を紹介していました。このブログでも約2年前に一度、喜久屋を取り上げました。
新聞や雑誌に取り上げられることの多い企業です。ネットでは、日経BPのサイトに詳しい解説があります。
・喜久屋(1) --- e-closetという保管料0円のクリーニング・サービス
・喜久屋(2) --- 「出前館」通じてインターネット・サービスに進出
・喜久屋(3) --- 23時まで集荷するムーンライト・デリバリー23
・喜久屋(4) --- ケータイ宅配クリーニング
以前、Wiiはブルーオーシャン戦略と紹介しましたが、喜久屋は、クリーニング業界で、ブルーオーシャン戦略を取っているといえるでしょう。従来見逃されていた、「都心に住む単身者や共働き世帯」の市場を狙ったムーンライト・デリバリー23や、「衣替え時期にまとめてクリーニングに出す衣類を半年間保管してほしい」という要望を狙ったe-closetというサービスにより、価格競争(レッドオーシャン)に陥ることなく、利益を出しているわけです。
e-closetでは、クリーニング依頼に繁閑の差があることに着目して、保管するクリーニング依頼品はできるだけ閑散期に処理するように平準化(生産管理で出てくる用語で、処理の量を平均化すること)することで、クリーニング設備の固定費を削減でき、保管のコストをペイできるという仕掛けです。
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