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June 12, 2007

楽天のTBSへの経営参加は意味がない

 楽天がTBS株の追加取得を表明して経営参加を求めたり、帳簿開示を求めたりしていることが、読売新聞Business-iなどで報じられています。

 しかし、私は、楽天がTBSへ経営参加しようとすることに強く疑問を感じます。楽天は、もはや「流通の巨人」になりつつあります。国内の楽天グループ運営サイトの流通総額は、2006年では約6400億円。これは、百貨店ランキングに当てはめるとベスト5位の位置付けです。米国では、ネットの流通(小売)企業はe-tailerやe-retailerと呼ばれるなど、流通業全体での地位が高まってきています。

 ですので、楽天は流通業の中でM&Aを行うのが本筋でしょう。TBS株を買い増すよりも、新興のアパレルモールやBtoB企業などを買収するなどして、流通業での地位をさらに磐石なものにするべきでしょう。テレビ局のようなコンテンツ企業のビジネスモデルは、流通業のビジネスモデルと全く異なります。TBSを買収してもシナジーを生みにくいはずです。

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Comments

おはつです。


楽天の資本参加の件、激しく同意です。まるでその昔のITとは?といった話と同様で、ネットを利用していれば、すべて通信と放送という枠ではないでしょう。ビジネスモデルはどうあれ、ビジネスのベースはおっしゃるとおり、単純にネットを使った小売業ということになりますし。


まぁそれでもTBSの態度もどうかと思いますけど。。。

Posted by: lupin | June 12, 2007 at 08:38 PM

lupinさん
 コメントありがとうございます。
 確かにTBSも問題ですね。楽天やTBSは、これからのテレビ業界を楽観視しすぎているようにも感じます。
 なお、同一内容のコメントが2つありましたので、1つ削除させていただきます。

 ところで、lupinさんのブログは楽しそうですね。時々、見させていただきます。それでは。

Posted by: hatakama | June 12, 2007 at 11:17 PM

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