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June 24, 2007


 Econimist(June 9th 2007号)の表紙の見出しは "Apple and the art of innovation" でした。その中のLessons from Appleという記事では、Appleのイノベーション方法に関して、4つの学ぶべき点(lesson)があげられています。

  • Innovation can come from without as well as within.
  • Apple illustrates the importance of designing new products around the needs of the user, not the demands of the technology.
  • Smart companies should sometimes ignore what the market says it wants today.
  • Apple is to "fail wisely".

 また、記事中の "Stay hungry, stay foolish" というのは、Appleの特徴をよく表していると思います。(追記:この言葉は、スティーブ・ジョブスが2005年6月にスタンフォード大学卒業祝賀スピーチを締めくくった言葉でした。かなり知られた言葉のようです。原文その日本語訳があります。)

 この記事に対して、WiredはAppleは「ネットワーク・イノベーション」企業ではないと異論を唱えています。Economistが1つ目のlessonの中で、P&Gが行っている「ネットワーク・イノベーション」(オープン・イノベーションとも呼ばれる) をAppleが行っていると指摘していることに、Wiredは「見当違い」(quite wrong) と言っています。

 私もWiredの意見と同感です。Appleは、使いやすさやデザインなどで、利用者の新文化を作り上げるのに長けた企業といえるでしょう。NIH(not invented here)などのオープン・イノベーションの考え方とは異なります。どちらかというと、Wiiのイノベーションの例のほうに近いでしょう。なお、Economistの記事の2つ目以降のlessonには異論ありません。4つ目のlessonの話では、Newtonの失敗も、その後に活かしていると思われます。


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