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May 14, 2007

現状のセカンドライフ上でのビジネスについて

 世間では、仮想空間のセカンドライフの商用利用への関心が高まっています。日経産業新聞2007年5月2日の1面には、「世界の参加会員が580万人を超え、マーケティング活用を狙った企業の進出も相次ぐ」と報じられています。日経MJ2007年4月27日の1面「セカンドライフ お試しの楽園」では、「仮想の第二の生活で商品を体験させ、購入に結びつける新たな販促手法が広がりそうだ」と解説しています。

 また、月刊ネット販売2007年5月号の特集「Second Lifeって何だ?! Second LifeのEC活用」という特集では、次のような指摘があります。
 ・出店は先行投資と捕らえるべき。
 ・集客にはゲーム性も重要な要素。
 ・商品を陳列するだけでは二度と来てくれない。販売につなげるには商品にプラスαの「仕掛け作り」が必要。

 それで、実際にセカンドライフにはまっている人の意見ですが、NRIの山崎秀夫氏が、仮想コミュニティ「セカンドライフ」とマーケティングとしての可能性という講演をしています。これが、とても参考になります。セカンドライフでは、「ネットイベント」へ参加しようとする人が多いという現状が解説されています。例えば、山崎秀夫氏は自身のブログで、セカンドライフで行われたMagSl東京国際マラソンセカンドライフ初の日本人結婚式をレポートしています。また、ネットイベントの情報は、セカンドライフの内外で、クチコミで広まっているとのこと。J-CASTニュースにも、「美人コンテスト」にコスプレ セカンドライフでイベントが人気という記事があります。というように、「ネットイベント」がセカンドライフの集客で中心的になるかもしれません。

 これらの情報を総合して、私はセカンドライフを現状では次のように考えています。


  • イベントやゲームのようなインタラクティブ性が集客で重要。これは、よくオンラインゲームをしている利用者が多いと思われるため、「ゲーム」的なものが求められているためでしょうか?
  • セカンドライフの内外でのクチコミ情報が重要であり、さまざまなCGMでセカンドライフへの誘導を検討すべきでしょう。既に、Second Life(セカンドライフ)日本語版 ガイドというブログや、SLCOM(セカンドライフコミュニティJAPAN)などがあります。
  • 今のところ、あくまでもマーケティング調査のための仕組みとして考えたほうがよさそう。直接的に販売するよりも、イノベータ(革新的採用者)がどのようなものを選ぶかを見極めるのに、適切な場所でしょう。特に、イノベータがどんなデザインを選ぶかを試すのに適した場所でしょう。

 なお、実際に中に入り込んでいろいろと試したいのですが、ITmediaのセカンドライフ特集の中の“不”人気、7つの理由にあるように、入り込むのはかなり面倒そうであり、ちょっと私には時間的余裕は無いので、躊躇しています。

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Tracked on May 15, 2007 at 02:46 PM

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