クチコミマーケティングサービスの広がり(女性向け、モバイル向けなど)
利用者のブログ等に企業の商品情報やその評価情報を載せてもらうことで、クチコミで広めるマーケティング(バズマーケティングともいう)のサービスが広まっています。これまで発表されたサービスは、私のホームページにまとめていますが、今月になっていろいろと新サービスが発表されました。ただし、ウォークマンブログ事件など、露骨な「やらせ」はブログ炎上につながりますし、ミスキャンブログ事件のようにお金による報酬が疑われるだけでも炎上になることがありますので、クチコミマーケティングサービス提供企業はいろいろと工夫しています。
サイバーエージェントは、企業が個人ブロガーに対して、新商品などについての記事掲載を直接依頼できるサービスAmebaPRを4月中旬に始めると発表しました。また、サイバーエージェントはブルーカレント・ジャパンとともにアメブロ・インフルエンサー・プログラムも始めました。(日経MJ2007/4/16によるとこの2つは別ものとのことなので、後で追加しました。)このサービスでは、企業の商品やサービスのブログ記事を書くことにより、ブロガー「クチコミ番付」にランキングされ、「クチコミ力士」の昇格やキャラクターを成長させたりできるというもの。それぞれの商品/サービスについての金銭的な報酬は発生しないですが、番付が幕下・十両・幕内と上がるにつれて「Ameba」オリジナルグッズを獲得できるようにする仕組みで、ブロガーにインセンティブを与えています。
モバイルファクトリーによる体験型クチコミプロモーションサービス TRY TRENDのように、金銭的な報酬でなく、試供品を提供することで評価してくれるブロガーを集めようとするところもあります。
クチコミマーケティングサービスでは、女性を主な対象とするものがいろいろと現れています。インフォプラントによる「口コミ」に関する生活者調査で、 「良いと思った商品やサービスがあったとき、あなた自身は誰かに伝えたいと思いますか?」の問いに、「伝える」と答えたのは、男性32.8%、女性54.2%と男女差が出ています。そのように女性のほうがクチコミに熱心ということから、女性を主な対象としたサービスが出てきたのでしょう。
サイバー・バズとハー・ストーリィによる、主婦層を対象にオンラインとリアルの双方向クチコミ相乗効果を狙うMamaBuzzが、今週始まりました。また、デアトレという女性の口コミを狙ったマーケティングサービスも、今月から始まりました。Business iの記事によると、デアトレの登録者の中でも情報発信力が特に高いと認められた人は、表参道の「サロン」の利用が可能になる、とのことです。このサービスでも、金銭的な報酬ではなく、別な形のインセンティブを与えています。
先月、ECナビによる口コミマーケティングサービスbuzzmoが始まりました。ブロガーに広告主の新商品やサービス、イベントについて情報を提供し、ブロガーが紹介記事を執筆した際に、ECナビのポイントで報酬を支払うもの。日経BPの記事によると、「このサービスでの登録ブロガーの7割が女性」とのことであり、このサービスでも主に女性を狙っています。「ECナビを閲覧する男女の比率は同じぐらいだが、実際に購入するのは女性が多い」、ということもあるのでしょう。
モバイルブロガー向けのクチコミマーケティングサービスも始まりました。今週、アドウェイズとバジンプは、口コミマーケティングサービスBUZZIMP PRESSを、携帯電話向けブログサービス「Manblog」に導入すると発表しました。
「やらせ」でなく、ある商品について良い評価をブログに書こうとした時に、クチコミマーケティングサービスで何かもらえるのであれば、それに乗るだけ、というような自然な使われ方が望ましいのでしょう。

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