Web 2.0的な技術の動向(マッシュアップ、レコメンデーション)
新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さて、数年位から、ネットショップやWeb上で各種サービスを提供する会社が、API(主に、Webサービス利用)を公開して、外部の開発者に部品として使ってもらおうとする動きが盛んになってきました。特に、地図サービスとして、Google Maps APIが広く使われています。数が明らかになっていませんが、国内だけでも既に100以上の商用サイトで使われているでしょう。Yahooも先月、Google Mapsに対抗して、Yahoo!地図情報Webサービスを公開しました。既に、hiyuzawa.jpn.orgなど、両者を比較するサイトも出ています。
さらに、複数のサービスのAPIを組み合わせて新たなサービスを作ることを、Web 2.0 では「マッシュアップ」と呼びます。こちらはまだ多くないですが、ネット企業は関心が高いです。マッシュアップによって、ある利用コンテクストにマッチしたサービスを提供できるためです。
私のe-ビジネスの授業では、マッシュアップの例として、みんなの水遊びMAPを紹介しました。このサイトは、昨年、Sunとリクルートの主催したマッシュアップコンテストで最優秀賞をとったサイトです。「じゃらんnet」「Google Maps」「Weather Hacks」「バスおでかけMAP」(独自で開発)を組み合わせていて、賞をとっただけあり、サーファーにとっては便利なサービスになっています。使ってもらうために、そのようなコンテストの実施が有効でしょう。カカクコムも、価格.com WEBサービスコンテストを開催中です。
APIの公開は増えています。先月も、リクルートが、じゃらんnetのAPIに続き、ホットペッパーWebサービスのAPIを公開しました。また、ネットショップでは、AmazonがAPIを提供済みですが、先週、楽天も商品データベースAPIを試験公開することが明らかになりました。
このようなマッシュアップの動向をまとめたWeb 2.0的な技術の動向というWebページを先週作りました。今後、マッシュアップに関する動向をウォッチしてアップデートしてゆきます。なお、私は、マッシュアップがイノベーション理論における再発明にあたると考えており、ネットでの各種サービスの普及に大きな影響を与えると予想しているため、注目しているのです。
そのページには、「パーソナライゼーション/レコメンデーション」のことも載せています。例えば、Amazonだけでなく、ベルメゾンでも協調レコメンデーションを始めました。そのようにレコメンデーションを行うサイトは増加しています。レコメンデーション技術は、ロングテール理論での「フィルタ」として、重要な存在になってきましたので、こちらも動向をウォッチしてゆきます。

![幡鎌 博: eビジネス・DXの教科書[改訂版]-デジタル経営の今を学ぶ-](https://m.media-amazon.com/images/I/41Wvx3vQg4L._SL75_.jpg)



Comments