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January 22, 2007

ブログで見るセンター試験の様子

 土日は、センター試験の試験監督をしてきました。受験生のみなさん、お疲れさまでした。

 試験監督の業務や試験の様子については業務秘密になりますので、ブログに書くことはできません。そこで、他の会場がどのような状況であったかを、ブログを検索して調べてみました。

 ブログを検索すると、受験生から試験監督への文句などがいろいろと出ています。試験監督が居眠りしていたという苦情も出ています。「人生をかけた受験生を前になぜねれる」といった苦言もありました。新聞沙汰になった例もあったようです。やはり、受験生の前では居眠りはよくないですね。

 受験生側のブログの問題として、「試験官」を「試験管」と誤記しているものを多く見つけました。センター試験 AND 試験管で検索した結果の大半は、誤記(変換ミス)です。こう書いている受験生の国語の点数が心配になりますし、「教員が試験管なら、受験生はビーカーですか?」と言いたくなります。(なお、試験管と誤記した人の中に、リスニングの器械故障で再開テストを受けた受験生がいました。試験管8人に囲まれて試験したとのこと。)

 また、試験監督をした大学教員のブログも多く見つけることができます。センター試験 AND 試験監督で検索すると、4割程度は教員のブログでした。リスニングテストで再開テストを行って帰るのが遅くなった、という教員側のブログも3つほど見つけました。こちらもお疲れさまでした。

[追記](2006/1/23、1/27)
 結局、リスニングの再開テストを受けた受験生のブログを計3つ(男子2、女子1)見つけました。男子はいいにせよ、女子には精神的にこたえたようです。その女子高校生のブログでは、試験後に泣きながら家に帰ったことが綴られています(引用はやめておきます)。そのように、リスニングは大きな問題がありますので、やめたほうがいいと思います。

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January 15, 2007

電通の「オファー型広告」

 本日(2007/1/15)の日経産業新聞の1面に、次のような記事がありました。
  ◇電通、ネット広告の閲覧ごとに「通貨」――視聴率に合わせ増減

 ネット広告の視聴やアンケートに対して消費者にポイントを提供するシステムで、消費者の視聴回数が少なければポイントを増やして視聴を促すようにした仕組みを「オファー型広告」と呼んでいます(私は始めて聞きましたが)。ブログを検索したところ、Eコマース関連記事と私見というブログで取り上げられていました。

 特許を取得しているとのことでしたので、調べてみました。「広告枠取引方法及びシステム(特許第3539950号)」ではないかと思われます。この特許については、グッドライフクラブの解説があります。特許では「リアルタイムで広告被視聴対価情報を変更できる広告枠の取引システム」となっています。グッドライフクラブが指摘しているように、「広告被視聴対価」は「広告を見た視聴者に与えられる何らかの対価(利益)のようなもの」のようです。それを、電通が実施する際には「ポイント」と言っていて、記事では「通貨」と表現しています。広告を参照した人にポイントを与えることはよくある方法ですが、ポイントを変動させる仕組みはおもしろいです。どうしても広告を見てもらいたい広告主には、アピールするかもしれません。

 私のWebページとしては、広告主向け機能(ネット広告/ネットマーケティング)の中に、この特許の情報を既に入れています。まだサービスの発表がないようなので、実際にサービス内容が明らかになった段階で、特許だけでなくサービスの情報も加えたいと思います。

[追記] (2007/1/22)
 この件については、既に電通からリリースが出ていました。しかし、サービス内容については、まだはっきりとは書かれていません。

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January 12, 2007

ブログで見るネットスーパーの利用動機

 最近、ネットスーパーの利用が増えている、というマスコミの報道がされています。昨年の10月に発表されたインターネットコムと goo リサーチが行ったネットスーパー利用に関する調査の結果では、調査の時点でネットスーパーを利用したことがある人は4.80%ですが、今後の利用意向は6割近い、という結果になっています。「利用したい」と回答した人では、重そうな商品を購入してみたい人が多かったようです。しかし、その調査では、これまで利用した人がどのような場合やどんな理由でネットスーパーを利用しているかがよく分かりません。

 日経新聞の先月26日のネットスーパー、子育てママ応援という記事には、イトーヨーカ堂のネットスーパーでは雨の日には利用件数が約2倍に増えると書かれていました。

 そこで、現在ネットスーパーがどのように利用されているかを、ブログを検索して調べてみました。(Yahoo!ブログ検索 - 検索オプションを使用)

 まず、ブログに「ネットスーパー」が出てくる件数を分析しました。2006年の各月は、ネットスーパーについて書いているブログの件数は、だいたい20件代~40件代ですが、5月・12月だけはとても増えているのが分かりました。
 5月は93件と多かったですが、これは、マスコミでいろいろと報道されたためのようです。産経新聞(5/8)・日経新聞夕刊(5/11)・日経MJ(5/12)・フジTV「笑っていいとも!」(5/10?)。
 12月は、117件とさらに多くなっています。ドリルダウンして調べたところ、一番多い日は、12月11日で23件でした。これは、日本テレビの「ズームイン」でネットスーパーが紹介されたためでした。やはり、主婦にとって、朝のテレビの影響力は大きいのでしょう。次に多かったのは12月26日の12件でした。この日は上記のように日経新聞で取り上げられていました。その2日だけでなく、12月は他の月よりも全般的に多くなっています。いろいろ見てみると、首都圏で12月に雨の降った14日と26-27日には、雨なのでネットスーパーを使ったという内容のブログが見受けられました。今月の6日も首都圏では冷たい雨が降り、この日も10件と、1月ではこれまで一番多いですのですが、この日も天気が悪いのでネットスーパーを使ったという内容のブログが何件かありました。

 ということで、天気が悪い(雨など)ためにネットスーパーを利用した、というブログの書き込みをいろいろ見つけましたので、あげておきます。(リンクはしませんが)
・外は雨降りそうな天気だったので ~ そこでネットスーパーだとひらめきました。(2006/12/14)
・昨晩の段階で今日もどしゃぶりだろうと綿密に計算して西友ネットスーパーで米やみりんなどを注文~(2006/12/26)
・今日は雨で寒いし外に出ることは諦め、~ 久々に西友のネットスーパで注文することにしました。(2007/1/6)
・でもこんな天気に買い物に出る気力は無く ~ 初めて西友のネットスーパーでお買い物をした。(2007/1/6)
・昨日はすごい雨でした こんな時、ネットスーパーを利用します (2007/1/7)
・本日は台風のような強い風が吹く日・・ネットスーパーにて お買い物 (2007/1/7)
 

 ネットスーパーを使う動機について検索件数で比較してみると、「ネットスーパー」に関するブログの書き込みでは、重さに関する語(「重い」「重たい」「重さ」「重く」)よりも、天気に関する語(「天気」「雨」「雪」)のほうが多く出ています。
  ネットスーパー AND (重い OR 重たい OR 重さ OR 重く) --- 132件
  ネットスーパー AND (天気 OR 雨 OR 雪) --- 191件

 ということで、ネットスーパーの利用と天気との関係がブログからうかがい知ることができました。また、重いものを運ぶ嫌さよりも、天気の悪い日に買い物に出かける嫌さのほうが、ネットスーパーを利用する動機として強いのかもしれません。

 天気の悪い日に利用が増えることを店の側でも意識してか、イトーヨーカドー葛西店のブログに雨の日もらくらく♪『ネットスーパー』はご存知ですか!というエントリーがあります。

 店側の対応としては、天気の悪い日には、レジ係の人数を減らして(天気の悪い日には一般には来店客は少ないので)、ネットスーパーの注文をピッキングする係の人数を増やすようにすればいいでしょう。サミットのLSPのように事前にスケジューリングする仕組みがあれば、天気予報に応じてそのように人数を調整すればいいでしょう。

 また、ブログに「引きこもり」や「出不精」のためにネットスーパーを利用すると書いている人もいますが、それほど多くはありません。しかし、そのような人達が多いか少ないかはよく分かりません。ブログを書くのも億劫なのかもしれないためです。
  ネットスーパー AND (出不精 OR 引きこもり OR ひきこもり) --- 15件

 最近のネットスーパーの話題としては、昨年9月から始まったネットスーパー オークワですね。画面上で実際の店舗内を移動しながら買い物ができるというものです。おもしろいです。

 本日の日経MJには、イトーヨーカ堂が3月1日付けでネットスーパーを担当する新組織を設立する予定、ということが報道されていました。イトーヨーカ堂も、ネットスーパーに本気になってきたようです。イトーヨーカ堂は、ココデスやネッツ・パートナーズといったネットスーパー運営企業には任せずに、自ら運営するということでしょうか。将来のことを考えると賢い選択だと思います。

 英国では、ネットスーパーの価格比較サイトまでできています。日経MJ 2006/11/15に「eコマース最新事情 英国発 -- 食品スーパーの価格比較サイト 賢い買物法も指南」という記事があり、MySupermarketというサイトが紹介されていました。このサイトについては、POLAR BEAR BLOGでも詳しく解説されています。

 私の感想としては、ネットスーパーは店にある商品だけ売るのではなく、食品卸(生協の配送業務を代行している卸がすでにあり)とでも組んで、ロングテールを狙うようなサイトを作るべきと思います。今後は品揃えの多さが求められるでしょう。Amazonが自分の倉庫にある書籍の在庫だけでなく卸の在庫も検索できるように、多くの商品を入手できるサイトにするべきでしょう。店にある商品だけでなく、たまには別な食材を買ってみたいと思う消費者が増えると予想されるためです。店に置いていない商品は翌日に送る、というのでもさほど文句は出ないでしょう。

 今年は、ブログを検索することで、どのようなことを調査・分析できるかを本格的に試したいと思っています。研究のツールとして役立つかを確かめたいのです。ブログを分析することで、ブログを書いている年代の人達の行動や動機の分析はある程度できるでしょう。確実に知るためには、さらにアンケート調査のようなことが必要でしょうが、ブログを調べることである程度の仮説を立てることはできそうです。

Netsuper

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January 09, 2007

ブログで見るガーラ湯沢での遭難事件

 7日、ガーラ湯沢でゴンドラが8時間止まって、約3千人が下山できずにゲレンデのレストハウスに足止めされた事件について、ブログを検索してみました。ブログには、その日現場にいた人から詳しい状況がつづられています。

 まず現場からのブログの書き込み(ケータイからのブログ更新)として、次の2つを見つけました。
 ・向左走・向右走のブログは、「ガーラ湯沢にいるんですが…」から始まる現場からのリポート。
 ・こーきさんからも、「遭難しました」という一報。

 家に帰ってから書かれたと思われる詳しい内容のブログとしては。
 ・makkiyさんのブログで長文レポートをしてくれています。
 ・ひなたさんのブログでも写真付きで詳しい記事あり。

 こーきさんみおさんは、圧雪車で移動して石打丸山スキー場から下山した組。この方法の下山はかなり恐かったようです。みおさんは、下山してガーラ駅へ到着した際には、地元の新聞記者に写真を撮られ、インタビューを受けたとのこと。よかったですね。

 その他、次のみなさんも巻き込まれたようです。
 ・ajisashiさんのブログ
 ・まち猫日記
 ・ようちゃん日記
 ・ろみぞーさんのブログ

 また、みさきさんは、危機一髪でゴンドラが止まる前に下山できたとのこと。朝、ゴンドラで一緒になった食材配送のおじさんから、「昼過ぎに強風が吹いたら、直ぐに下山した方がいいですよ。」と忠告があったため、昼食後、一瞬で強風が吹き山の表情が激変した時点で、即、ゴンドラに乗車したので遭難を免れたとのことです。やはり、地元の人の言うことはよく聞いておくべきなのでしょう。

 ブログから、この事件に巻き込まれたみなさんは、いろいろと大変な思いをしたことが分かります。ですので、今後、私のゼミの学生にはスキー場としてガーラ湯沢を強く勧めたいと思います。学生のうちに少し苦しい経験をさせたほうがいいですので。

 なお、昨年あった同様の事件については、ガーラ湯沢遭難記が詳しいです。しかし、今日はつながらないです。Googleのキャッシュには残っていますが。

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January 02, 2007

Web 2.0的な技術の動向(マッシュアップ、レコメンデーション)

 新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 さて、数年位から、ネットショップやWeb上で各種サービスを提供する会社が、API(主に、Webサービス利用)を公開して、外部の開発者に部品として使ってもらおうとする動きが盛んになってきました。特に、地図サービスとして、Google Maps APIが広く使われています。数が明らかになっていませんが、国内だけでも既に100以上の商用サイトで使われているでしょう。Yahooも先月、Google Mapsに対抗して、Yahoo!地図情報Webサービスを公開しました。既に、hiyuzawa.jpn.orgなど、両者を比較するサイトも出ています。

 さらに、複数のサービスのAPIを組み合わせて新たなサービスを作ることを、Web 2.0 では「マッシュアップ」と呼びます。こちらはまだ多くないですが、ネット企業は関心が高いです。マッシュアップによって、ある利用コンテクストにマッチしたサービスを提供できるためです。

 私のe-ビジネスの授業では、マッシュアップの例として、みんなの水遊びMAPを紹介しました。このサイトは、昨年、Sunとリクルートの主催したマッシュアップコンテストで最優秀賞をとったサイトです。「じゃらんnet」「Google Maps」「Weather Hacks」「バスおでかけMAP」(独自で開発)を組み合わせていて、賞をとっただけあり、サーファーにとっては便利なサービスになっています。使ってもらうために、そのようなコンテストの実施が有効でしょう。カカクコムも、価格.com WEBサービスコンテストを開催中です。

 APIの公開は増えています。先月も、リクルートが、じゃらんnetのAPIに続き、ホットペッパーWebサービスのAPIを公開しました。また、ネットショップでは、AmazonがAPIを提供済みですが、先週、楽天も商品データベースAPIを試験公開することが明らかになりました。

 このようなマッシュアップの動向をまとめたWeb 2.0的な技術の動向というWebページを先週作りました。今後、マッシュアップに関する動向をウォッチしてアップデートしてゆきます。なお、私は、マッシュアップがイノベーション理論における再発明にあたると考えており、ネットでの各種サービスの普及に大きな影響を与えると予想しているため、注目しているのです。

 そのページには、「パーソナライゼーション/レコメンデーション」のことも載せています。例えば、Amazonだけでなく、ベルメゾンでも協調レコメンデーションを始めました。そのようにレコメンデーションを行うサイトは増加しています。レコメンデーション技術は、ロングテール理論での「フィルタ」として、重要な存在になってきましたので、こちらも動向をウォッチしてゆきます。

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