モバイルの広告と購買行動モデル
CNETの22日のニュースに、日経広告研究所、日経メディアラボ、D2Cによるモバイル広告利用動向調査の結果が出ていました。モバイル広告では、検索連動型が全体の35.7%を占めていると報じていました。一般のネット広告では検索連動型広告は金額ベースで2割程度なので、モバイル広告での検索連動型の普及はすごいな、と感じたのですが、よく読むと少し違うようです。
「グラフ:2005年度に出稿したモバイル広告の種類・タイプ(母数:28社)」は、金額ベースではなく、企業数のようです。ですので、「検索連動型が全体の35.7%を占め」という表現は正しくないです。企業数で35.7%(たぶん28社中10社)のようなので、「検索連動型を出稿している企業は全体の35.7%に達した」という表現のほうが正確です。ご存知のように検索連動型広告のクリック単価は一般には低い(入札で決定)ので、金額ベースでは2割もいかないと思います。
なお、最近読んだ『ケータイ・マーケティング革命』(倉林敏著、平和出版、2005年)という本の中で、AIDOL(Attention -> Interest -> Desire -> Operation -> Login) モデルという携帯での購買行動モデルが提案されています。PCでのネット購買行動は、AISAS/AISCEASやAIDEESというモデルが提案されていますが、携帯での購買行動モデルは違っていて、Desireを感じると思わず購入してしまうというのです。著者は「欲しい時が買いたい時」と表現しています。確かに、「携帯の先に親指姫市場」(2005.10.19 日経MJ) といわれるように、携帯画面で20歳前後の女性が親指を素早く動かしてガールズウォーカー等から商品を探して購入している行動からいって、PCでの購買行動とはかなり違っていると思います。

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