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April 09, 2006

ネット(ブログ)は新聞/テレビを殺すのか

 先月から今月にかけて、ネットと従来メディア(新聞/テレビなど)の関係などの問題が大きく取り上げられましたので、どんな点が議論になっているかをまとめてみました。

 まず、新聞に関しては、

100年守った新聞のビジネスモデルが壊れ始めた(日経BPのインタビュー記事)
 これは、ネットは新聞を殺すのか 変貌するマスメディアを書かれた湯川鶴章氏と、新聞がなくなる日を書かれた歌川令三氏へのインタビュー記事。
 この中では、まず「新聞社と販売店の関係図」などを示し、新聞ビジネスを詳しく説明した上で、新聞のビジネスモデルが壊れ始めている現状を解説しています。新聞部数が飽和状態に達している点、若い人は新聞を読まなくなっている点、“カニバリ”(共食い)を心配して電子に移行できない点、などを指摘しています。
 湯川鶴章氏は、最近、ブログ・ジャーナリズム―300万人のメディアという本も出されていますし、ネットは新聞を殺すのかblogというブログも書かれています。

Newsweek2006-3-15号 特集「ブログは新聞を殺すのか」
 紙のニュースが燃え尽きる?紙の新聞とウェブの新聞とは相互補完的な関係?市民メディアの夜明けが来る?ニュースの流れを読者から読者へと水平に変わる?など、いろいろな見方がされています。おもしろかったのは、ノースウェスト・ポストという無料のコミュニティー紙で、ウェブ版と紙版があり共に無料。ウェブ版の記事の9割は住民からの投稿で、それを紙版に転載する。運営のための費用としている広告は、ウェブ版には載せずに、紙版にのみ載せている。その方法で事業を黒字化させた。

ネット(ブログ)は新聞を殺すのか
 北海道新聞の高田昌幸氏のブログより。約1年前のエントリですが。

 テレビに関しては、

NHKの放送記念日特集 放送は通信とどう融合できるのか~アメリカにみるデジタル時代の葛藤~
 カトリーナ災害でブログの情報は被災者の役にたったが、ブログに変な噂も広まった。ジャーナリストが確認して、噂を断ち切ることができたなど。テレビ局側の論理も感じましたが、ブログとジャーナリズムとの補完的な関係を感じられました。

Newsweek2006-3-22号 特集「ネットはテレビを殺すのか」
 まだ読んでいません。

テレビ×Web2.0 = テレビ2.0 それは未来予想図
 第4回 テレビとネットの近未来カンファレンス

「ネットとテレビの視聴体験を融合しよう」メタキャスト井上CEO
 テレビブログというコミュニティサイトの狙いについて解説。

日経ビジネス オンライン:ネット狂騒時代、テレビ局の憂鬱
 第1回 アクセルとブレーキを同時に踏むテレビ局。4/9時点では、2-5回はまだ出ていません。

ワンセグはテレビを変えるか
 日経の記事の特集。

ワンセグ開始
 神奈川新聞の社説。

 新聞もテレビも、ブログの広がりにより、近いうちに大きな転換点を迎えそうです。以前紹介したガーラ湯沢遭難記のように、何らかの事件に巻き込まれたり居合わせた人が、このような記事/体験談をブログに載せ始めています。このような市民記者と新聞/テレビがどう関わってゆくかがポイントになりそうです。また、ブログ全体を分析することで、どのような事に人々の興味が向いているかが分かりますので、そのようなブログ全体との関わり方も重要でしょう。

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