ビジネスゲーム(2)
昨年7月にゼミでビジネスゲームを行なったことを書きましたが、今週のゼミ(3年生向け)でも電卓でできるビジネス・ゲームの中のビジネスゲームを行ないました。
今回は、「ピストロ・マネジメント」と「製造業者と小売商」を行ないました。まず手始めに「ピストロ・マネジメント」は4グループに分かれて行いました。その後で、「製造業者と小売商」は個人戦で行ないました。14名の学生を、製造業者5名と小売商9名に分けました。今週は3年生にとってはまだ2回目のゼミであり、ゼミ生がまだ互いに話をしていなくて固い雰囲気であるため、ゼミ生間で話し合ってもらいたかったので、このようなゲームをしたのです。ちなみに、昨年度の2回目のゼミの時間ではディベートをしました。
「製造業者と小売商」については、オフィス・DOMEXのビジネスゲームの研究のページでも、「交渉型だから集団でやるにはちょうど良い。」というコメントがあります。
反省点としては、もう少しゲームの意味(製造業者は損益分岐点を意識すること、小売商はこれまでの販売実績からの仕入れ戦略と価格戦略を立てること)について、詳しく説明してからゲームを行なったほうがよかっと思いました。数分位は説明したのですが、ちゃんと資料を作って20分程度説明したほうがよかったでしょう。意味を理解して熱心に考えている学生と、あまり意味を理解せずに何となくゲームに参加している学生がいましたので。また、Excelシートをプロジェクタで表示しながらゲームを進めたのですが、表示が小さくて学生が見えづらかったようです。パソコン教室(各自がPCで途中結果を見ることが可)で行なったほうがよかったかもしれません。
なお、「製造業者と小売商」では少し式を変えました。潜在的売上数量に、平均価格が関係するよう、68ページの2行目の式を次のように変更しました。ゼミの時間に使ったExcelシートをアップしておきます。
潜在的売上数量 = (前期の売上数量÷3)+4000-価格+(平均価格-価格)/3
このゲームの設定をもっと複雑にしてもいいかもしれません。例えば、「ピストロ・マネジメント」でカフェバーの販促手段としてどのバンドを入れるかを選択できるように、小売商がおまけ等の販促手段を選べるようにしてもいいでしょう。
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