ノエビア、販売店ブログで販路拡大
12日の日経産業新聞の「IT導入の現場」に、「ノエビア、販売店ブログで販路拡大」という記事がありました。ブログを直接的な営業の手段として大規模に利用する先進的な事例です。既に、500店以上の販売代理店がブログを開設していて、ブログを通して、顧客と密なコミュニケーションを取ることで、ノエビア商品を販売促進しています。
販売代理店に対しては、NOEVIR BIZPARKというブログシステムにより、5-10分でオリジナルのブログを作成できるようにしていて、さらに、商品画像を簡単にブログに貼り付けることができ、その画像を利用者がクリックすると、ノエビアのECサイトに飛んで注文を受け付けることができるようにしています(注文に応じて販売代理店には手数料収入が入ります)。9/21に始まったサービスですが、次々と販売代理店のブログが増えていて、今後の展開が注目されます。ノエビアのリリース文(PDF)に狙いや仕組みが発表されています。ネット販売での手数料は会員登録をした販売代理店に支払われるとのことなので、ブログで新規顧客を開拓したいという狙いも強いようです。
化粧品業界の情報システム利用では、対面販売の接客をITで支援したり、ネットの口コミを活用する動きがこれまでにありましたが、今回のノエビアの取り組みはネットでの接客をブログで効果的に行なうことができるかを試す大規模な実験といえるでしょう。
ブログを検索したところ、Eコマース関連記事と私見ブログに10/12の日経産業新聞の記事のコピーがありました。「ビジネスブログ・トピックス」のコスメブログの解説には、ノエビア以外に、資生堂ビューティークリエーション研究所やAAC化粧品のブログも紹介されています。
[追記](2006/4/6)
日経MJ2006年4月5日号の1面によれば、ノエビア各支店に技術インストラクターを配置したこともあり、ブログ数は1500に達したとのこと。
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