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September 24, 2005

伊東へゼミ合宿に行ってきました

zemi2005
 9/22-23に一泊で伊東へゼミ合宿に行ってきました。山喜旅館の「研修・ゼミプラン」で一泊二食6300円(ただし、学生は1部屋5人以上で、寝巻きとタオルは持参)と、かなり安く泊まれました。9/22に午後1時半位に宿に着いた後、夕食までビジネスゲーム等の勉強を行いました。夕食後には、伊東駅の近辺で,伊東温泉花笠踊りを行っていたので、みんなで見に行きました。その後、麻雀やトランプなどで楽しんで、私は12時位に寝ましたが、3時間しか眠らなかった学生もいたようでした。
 山喜旅館は少し古い感じはしましたが、料金の割りには料理はおいしかったですし、朝食後のコーヒーサービスがあったり、何よりもとても暖かく接してもらえたため、気持ちよく泊まれました。
 そして、9/23は、伊豆高原の大室山に行ったりしました。しかし、季節外れの蒸し暑さでかなり疲れました。
 参加した学生の皆さん、お疲れ様でした。

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September 18, 2005

ブログ検索サービス(2)

 8月に、ブログ検索サービスの記事の中で、Technorati.jp 等をご紹介しました。今回は、9月になって始まったものなど、4つのブログ検索サービスをご紹介します。
 まず、アスクジーブスがAsk.jp最速ブログ検索のベータ版のサービスを今月始めました。アスクジーブスは、もともと企業のサポート用の検索サービス(Jeevesさんに質問)から始まった会社ですが、ブログ検索には力を入れようとしています。新たな検索エンジンを開発し、インデックスの更新を1分ごとに行っているとのことです。Bloglinesという機能があります。使いこなさないとよく分かりませんが、それほど便利そうには思えなかったです。CNETの記事あり。
 Googleも、Google Blog Searchのベータ版を開始しました。画面は英語ですが、各国語に対応しているようです。ただし、今のところ、検索対象のブログサイトが極めて少ないので、あまり実用的ではないです。
 既に昨年の11月からサービスしていたようですが、NAMAANというサービスも見つけました。電脳卸(アフィリエイト仲介)のウェブシャークの子会社が運営しているとのこと。ですので、検索結果は、アフィリエイト広告しているブログを中心に出てくる感じです。また、検索結果に検索語を含む文が入ってきません。ですので、あまりお勧めはできません。なお、8/22から、Technoratiのような hot keywords の表示を始めています。
 kizasiというCACによるブログ検索サービスは、リアルタイム性では劣りますが、時系列共起パターン解析エンジンを利用することで、検索語と共起(同じ文に入っている)している語を集計してくれます。いわば、テキストマイニング機能が入っています。例えば、「民主党」で検索すると、まず、選挙後のほうが、ブログへの出現が多くなったのがグラフで分かります。さらに、最近では、「新代表」「前原誠司」という話題が多くなっているのが分かります。そのように、ブログの口コミをとらえるのには、とても重宝します。ただ、もっと様々なテキストマイニング機能が提供されるともっと便利になるでしょう。CNETの記事あり。
 書かれたブログの記事を何分後とかに(ほぼリアルタイムに)検索できるサービスを、多くのブロガーが頻繁に使うようになると、これまでだと掲示板のような共通の場に書き込むことでネット交流していたやり方に変化が生じるでしょう。例えば、私は、8-9月にロシア旅行に行ったのですが、帰りの飛行機に乗り合わせた人のブログをTechnoratiで見つけ、次の日に「私もその飛行機に乗りました」とコメントしました。そのように、掲示板がなくとも、共通体験について意見交換できるようになるのです。
 なお、ブログ検索サービスの通常の検索との違いなどの技術的な面については、伊藤直也氏のブログ小川浩氏のブログが参考になります。

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September 15, 2005

本当は怖いビジネスモデル特許

 先週、特許庁から、ビジネス関連発明の最近の動向についてという資料が発表されました。ビジネス方法特許(一般にはビジネスモデル特許と呼ばれる)に関しての特許の動向をまとめたものです。
 その資料のポイントは次の点です。
 ・2000年の第3,4四半期をピークに出願件数は減少傾向。
 ・2003年、2004年と続けて8%前後の特許査定率(特許になる割合が他の分野に比べて低い状況が続いている)。
 ・拒絶査定不服審判請求率は2000年以降、20%前後を推移。
 ・拒絶査定不服審判事件の請求不成立の割合は、近年、80~90%程度。

 出願件数は減少傾向というのは、出願の質が高くなったということで、望ましい方向だと思います。私は、登録/公開されたビジネス方法特許のウォッチを続けていますが、件数が少なくなって助かっています。ビジネス特許ブームが去ったという御意見の方もいます。しかし、特許成立例をみると、ビジネス方法の権利化により企業競争力を高めようという姿勢は広く見られます。今年、eビジネス関連では、楽天のセミクローズドオークションの特許(特許第3659400号)、Homewith.netの特許(特許第3650324号)、ライブドアに買収された宿泊予約のベストストリームの特許(特許3624286号、3617035号、3617029号)などが成立していますし、金融関連や、ネット広告/ネットマーケティング関連でも、いろいろと成立しています。
 特許査定率が低いのはこれまでも言われていましたが、馬場弁理士のブログに解説されているように、「依然として特許率が低いので、発明の内容をよく吟味してから出願せよ、と特許庁が言っている」と読み取るのがいいでしょう。数年前は、「発明ではない」(自然法則を利用した技術的思想の創作に該当しない)という特許法第29条第1項柱書違反で門前払い的な拒絶をされることが少なくなかったのですが、最近は明細の書き方がよくなったため、そのような拒絶は少なくなったと感じます。しかし、まだ、進歩性を十分にアピールできていない出願が多いのでしょう。ただし、小生が、eビジネス/eコマースの動向と技術というページで上げているような、実際のビジネスに関わる特許出願については、8%という低い査定率では決してありません。少なくとも数割くらいは成立している感触です(具体的な数値は出していませんが)。なお、特許の審査基準は、審査官によっても多少は違いますし、今泉さんのブログにもあるように、その時々で微妙に動いていると言われます。
 拒絶査定不服審判請求率は20%前後を推移していると書かれていますが、実際のビジネスに関わる特許出願については、拒絶査定不服審判を請求するケースがかなり多いです。感触としては、拒絶査定されたうち半分位は拒絶査定不服審判を請求しているという感じです。
 拒絶査定不服審判事件の請求不成立の割合は、80~90%程度と書かれています。確かに、2002~2003年は90%近かったですが、2004年は約80%です。ですので、出願の質が高くなっていると感じます。
 結論としては、特許の思想体系のブログに述べられている「とはいえ、ビジネスモデル特許出願は特許にならないから無駄と考えると、もしかしたら痛い目にあうかもしれません」という御意見に同感です。火曜のブログに書いたJAL対ANAのような問題がいつ生じるか分かりませんので、一般の企業でも、属する業界のビジネス方法特許の動向を、ある程度は把握しておいたほうがいいでしょう。また、防衛のためにも、独特な情報システム利用については、特許化を目指すべきです。たけしの番組ではないですが、「放っておくと大変なことになりますよ」と警告したいわけです。

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September 13, 2005

特許庁での口頭審理(JAL 対 ANA)

 昨日、特許庁での口頭審理を聞きに行ってきました。
 日本航空の情報システムの特許に対して、全日空が無効審判を請求していて、その審判について口頭審理が行われたものです。場所は、特許庁のビルの16階の審判廷でした。傍聴席は20席でしたが、昨日は混んでいたため、折り畳みの椅子で10席くらい追加されていました。法廷と似ていて、正面が審判官席で、両側に被請求人と請求人の席がありました。始まる間に写真をとっておきました。
 このような口頭審理の予定は、特許庁のサイトの口頭審理・証拠調べ・巡回審判期日のページに載っています。私は時々チェックしていて、ビジネス方法特許(ビジネス方法特許)に関する口頭審理があれば、一度聞きに行きたいと考えておりました。授業期間中は、なかなか都心には出にくいのですが、現在は秋学期の授業がまだ始まっていないため、運良く時間が取れました。
 この日本航空の特許は、JAL-Online(法人向けのオンライン予約とチケットレスサービス)に関する特許(特許第3179409号と特許第3400447号)であり、ANAも同様なサービスを行なっているため、無効審判をおこしたようです。この背景には、JALがこのビジネスモデル特許でANAを提訴中ということがあります。システムの使用中止と、100億円の損害賠償を求めているとのことです。そのため、ANAとしても、是非とも特許をつぶしたいと考えたようです。
 口頭審理は10時から始まりました。午前で終わると思っていたのですが、12:05に中断して午後は1時半から再開するとのことでした。私は、午後は用事があったので、昼で帰りました。
 午前中は、まず、明細の中の用語に関して、細かな点で非請求人(JAL側)に審判官から質問がありました。この特許は、図が2つしかなく、技術的な説明が不足しているため、そのあたりも無効理由に上がっているようで、審判官が細かく吟味しているようでした。また、請求人(ANA側)に対しては、公用技術として提出した資料の有効性(日時や刊行物か否か)に対しての質問がありました。私としては、進歩性に関しての答弁を聞きたかったので、少し物足りなかったです。
 両方とも弁理士と弁護士が半々くらいの構成でしたが、聞いておりますと両方とも少し頼りないという印象でした。審判官からの質問に、時々、話につまったり、適切に回答できなかったりしていました。口頭審理は、そんなものらしいです。
 行ってみて、特許の勉強にはとても役立つと感じました。ブログを検索したところ、大学生のブログで、審判を見に行く という内容を見つけました。このように、知財関連の法律や弁理士試験の勉強をしている人には、一度行ってみることをお勧めします。
 旅行業界のeビジネスと特許の情報については、業種毎のeビジネスのページをご覧ください。また、現状での全体的な情報システム活用に関しては、JALよりもANAのほうが評判がいいです。ANAが利用しているPROSというシステムは、1便当たりの収益を最大化するために、最適な座席配分や運賃を自動的に決定するシステムであり、前期ANAが増収増益したことにも貢献していると思います。キーマンズネットの解説があります。日経情報ストラテジー2005年9月号にも、ANAの情報化戦略について特集記事があります。

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September 10, 2005

自動販売機での飲料販売における情報化戦略

 自動販売機での販売には、二種類の販売機会ロスがあります。
 1つは、売り切れによる販売機会ロスです。このロスを最小限にするために、自動販売機と本部とをネットワークで結び、自動販売機内に残っている商品個数を本部にリアルタイムに伝えることで、売り切れになったりなりそうな商品をできるだけ早く補充することのできるシステムが利用されています。具体的には、コカコーラ等が一部の地域で、DoPa(携帯メールを機械が発信するようなもの)を使って、商品個数や売り切れの情報を本部にリアルタイムに伝えています。
 もう1つの販売機会ロスは、購入者の好みの商品がないために、別の会社の自動販売機や小売店などに行ってしまうことによる販売機会ロスです。この販売機会ロスのほうがずっと発見しづらいです。この販売機会ロスを極力少なくするためのシステムが、昨日の日経産業新聞の5面「IT活用法」に載っていました。伊藤園は、営業担当者(自動販売機への商品補充も行う)向けの業務端末を刷新し、新商品の最新の販売状況などのデータに基づき、どの商品に入れ替えるといいかの情報を営業担当者に提供できるようにしたとのことです。
 なお、既に伊藤園のホームページに、ロケーションに適した品揃えの工夫のことが載っています。このような工夫をさらに進めて、販売機会ロスを極小化するための情報投資をしたわけです。
 このような地道な情報化が、自販機利用の飲料メーカーの競争の行方にも影響すると思います。

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September 08, 2005

楽天のLinkShare買収はソフトバンクの真似?

 楽天が、アフィリエイト大手のLinkShareを買収し、ITニュースのブログなど、いろいろと話題になっています。このニュースを知った時、楽天の狙いはソフトバンクの米国進出時とよく似ている、と感じました。
 ソフトバンクは、1995年にThe Interface Group(コムデックスを主催)やZiff-Davis(大手IT関連出版社)へ出資したことにより、IT関連の将来の目利きがよくなったことで、Yahooの将来性が高いことを知りました。そこで、1996年にYahooへ多額の出資をし、結局大成功しました。
 楽天も、アフィリエイト大手のLinkShareを通して、米国での有望なネット企業を探そうとしているようです。確かにアフィリエイト大手であれば、有望なネット企業の情報が入りやすいでしょう。
 三木谷社長は、すごい冒険をするタイプというよりも、セオリーやこれまでのベストプラクティスを検討した上で、堅実に事業を伸ばそうとするタイプだと感じています。興銀出身らしさがでています。

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September 05, 2005

ロシア車事情

 8/25~9/3 にロシアを旅行して、リフレッシュしてきました。
 ブログに、中国車事情を書かれている方を見つけましたので、私もロシアの自動車事情をまとめてみました。
 やはり、ロシア製のLadaやボルガ自動車の車が多かったです。特に、モスクワ以外の町では、ボロボロのLada(ソ連時代のもの?)が多かったです。
 西欧・北欧の車はいろいろと走っていました。どれが特に多いというわけではないですが、ドイツ車のほうがフランス車よりも多かったでしょうか。他に、VolvoやSAABも見ました。しかし、イタリア車はほとんど見ませんでした。また、西欧ではほとんど見かけないチェコのSkodaも多く見ました。米国車は、Fordが多かったです。
 日本車は、トヨタ・日産・ホンダ・三菱・スバルはかなり見ました。しかし、小型車や軽自動車クラスは少なかったです。日産ではAlmera(サニークラス?)はかなり見ましたが、Micra(日本でのマーチ)は数台見た程度でした。なぜか、欧州では売っていないはずのコロナ(欧州名はカリーナのはず)やセフィーロ(海外ではマキシマのはず)を見ました。日本から中古車を輸入したものと思います(実際、コロナは右ハンドルでした)。
 小型車では、韓国のメーカーの車が目立ちました。Hyundaiの他、KIA MotorsやDaewooの車を多く見かけました。9/2の朝日新聞にもありましたが、韓国の自動車メーカーが欧州で攻勢をかけているようです。
 ワゴンが多い日本と違い、欧州はセダンが主流です。プリメーラ(私はオーシャンブルーのセダンを保有)は、日本ではワゴンも多いですが、ロシアで数十台見たプリメーラのうち、ワゴンは1台だけでした。また、欧州では、プリメーラのカラーバリエーションが多いのはうらやましい限りです。日本車にはない濃紺や渋い赤のプリメーラも見かけました。日本ではプリメーラはあまり売れていないので仕方がないですが... レクサスもモスクワ市内ではかなり見ました。しかし、周囲を走っている西欧/北欧の車と見比べると、デザインに没個性を感じました。高級感は感じますが、プリメーラ位のデザインの主張が欧州では望まれるでしょう。
 モスクワ以外の町では、公共のバスがひとかったです。数十年位前から使われているようなぼろぼろのバスが多く使われていました。ロシアの格差社会を強く感じてしまいました。
 自動車運転のマナーは、関西よりもひどいです。危険な割込みや路肩走行は普通で、横断歩道でも歩行者よりも車が優先でした。ただ、あまりクラクションは鳴らさないようです。やはり、寒い国なので辛抱できるのでしょうか。
 この旅行は、ロシア旅行社の「ヤロスラブリとスズダリの旅 10日間」というツアーでした。家内と私の2人だけに、全行程中、日本語ガイドと車と運転手が付いていて、40万円しないという破格のツアーでした。物価の安いロシアならではのツアーです。ただし、アエロフロートだったので、機内はひどかったです。往復とも映画がなかったです。キャビンアテンダントの中に携帯型DVDプレイヤを持ち込んで映画を見ている人がいました。機内で映画を見たければ、そうしないといけないのでしょう。アエロフロートは、顧客満足度とかサービスマネジメントといった概念には縁のない会社のようです。昔のイリューシン機の頃のほうがまだサービスがよかったと思います。

追記 (2005/11/04)
 日経産業新聞10/31-11/2 に「ロシア・カーウォーズ」というロシアでの自動車市場に関する特集記事がありました。現地調達の問題、ロシアのディーラーの特徴などが解説されていました。これまでモスクワとサンクトペテルブルグだけしか外国車が売れないというのが常識だったが、ルノーは地方都市でも売れるとみて、ロシア全土にディーラー網を展開することを明言しているとのこと。

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