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May 10, 2005

JTBの海外個人旅行販売戦略

 昨日の朝日新聞の夕刊に、JTBの海外旅行に関する広告がありました。JTBは30億円を投じて海外旅行予約販売システムを構築して5月から利用し始める、ということを、日経情報ストラテジー5月号の記事(ネットの記事を読むためには登録要)で知っていたので、これがそうかと分かりました。パッケージツアー商品、航空券、ホテルといった商材を一元管理できるようにすることで販売を促進し、自由旅行分野でHISに食い込むことを狙っているようです。
 体制としても、海外個人総合旅行販売戦略を刷新というリリースや、日経産業のJTB 海外旅行の販売体制を一新という記事に詳細が載っています。個人自由旅行を企画する専門担当者を、主要店舗に計80人規模で配置。パッケージツアーと窓口を一本化して販売機会を拡大し、パック旅行に飽き足りない顧客層を取り込もうという意図です。まずは、首都圏と関西圏を中心とした59店舗に社内資格「トラベルコーディネーター」を取得した専門担当者を置くようです。関連して、自由旅宣言というページも作られていました。
 情報システムだけなら、すべての支店から利用できるようにすることは簡単でしょうが、やはりJTBでもすぐにすべての支店の販売員が自由旅行を扱えるようにはできなかったのでしょう。HISでも「はずれ」の販売員はいました。私の場合、HIS等に電話して航空券を頼む場合、応対した販売員と少し話をしてみて知識に問題ないと分かった時点で、航空券をお願いすることにしています。ストップオーバーなどの用語を出して知識を確認してみるのです。海外旅行は高価な買い物ですので、販売員の知識が不十分では、顧客満足度を下げてしまいます。JTBとしても、社内資格などで十分に教育した上で、自由旅行を扱えるようにする支店を増やしてゆくのでしょう。2006年度中に全販売店に広げる予定だそうです。
 また、このJTBの店舗向けのシステムの一部をネットで公開して、オンラインでも予約できるようにもする計画があると、どこかで見ました。日本でもやっと、ネットで「ダイナミックパッケージング」が始まりそうです。こちらも期待したいです。なお、Expediaが日本進出するという話もあるようです。2月の情報ですが、noglogさんのブログの情報を見つけました。

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Comments

旅行関係の注文にはお厳しいようですね。
僕は旅行専門学校を卒業しています。
国内旅行行取扱主任者と一般旅行業取扱主任者を持っていますが、
もし今旅行会社の職員で「ストップオーバー」を試されたら呆然としちゃうと思います。
「あ~そんなの昔やったな~トランジットとの境界は何時間だったかなあ」なんて思い起こしました。
旅行会社の職員はパソコンとパンフレットしか見ていないので、実際に旅行されるお客さんの方が詳しいです。
あまりいじめないでやってください。

Posted by: 赤帽大西運送です | May 12, 2005 at 08:53 PM

大西さん
再度いらして下さいまして、ありがとうございました。確かに、旅行代理店で、海外旅行の知識が豊富な職員はあまりいないですね。
ですので、「海外自由旅行の販売を2006年度中に全販売店に広げる」というJTBの計画には懐疑的です。
それでは、ヤフーとの裁判がんばってください。

Posted by: hatakama | May 16, 2005 at 01:34 PM

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